少し手伝ってほしいと思うことがあります。
子どものこともまだ残っていて、
やらなければいけないこともいくつか頭に浮かんでいる。
今日は少ししんどいな、と思う。
ひと言声をかければいいだけなのに、
結局そのまま自分で動いてしまうことがあります。
頼めば少し楽になるかもしれない。
そう思わないわけではないのに、
そのひと言がなかなか出てこないことがあります。
本当は助けてもらいたくないわけではない。
誰かに頼ることそのものが嫌なのでもない。
それでも、
口に出そうとしたところで立ち止まってしまうことがあります。
これくらいなら自分でやったほうが早いかもしれない。
相手にも予定があるだろうし、
負担を増やしたくない。
忙しいところに頼んで、
困らせてしまうかもしれない。
そんなことを考えているうちに、
結局、自分で抱えるほうを選んでいることがあります。
頼む前に、立ち止まってしまうとき
助けを求めることが苦手なのかもしれない、と
思うことがあります。
けれど、
それだけでは説明しきれないこともあるように思います。
頼りたくないのではなく、
迷惑をかけたくない。
甘えたいのではなく、
できるなら自分で持っていたい。
その気持ちが強いほど、
必要なときでも言葉が出てこなくなることがあります。
これまで、
自分で抱えてきた時間が長かった人ほど、
そうなることもあるのかもしれません。
困ったら助けてもらうより、
まず自分で何とかする。
できるところまでやってみる。
そうやって過ごしているうちに、
助けを求めることよりも、
自分で持つことのほうが自然になっていくことがあります。
助けてもらえたとしても、
申し訳なさが残る気がする。
負担をかけてしまったように感じる。
そんな感覚を何度か経験すると、
頼る前からためらうようになることもあります。
だから、
言えないことがあります。
本当は少ししんどい。
少しだけ手を貸してほしい。
そう思っていても、
「大丈夫」のほうを選んでしまうことがあります。
その言えなさを、
弱さだけで説明することはできないのかもしれません。
誰かを困らせたくない気持ち。
自分で持とうとしてきた時間。
そうしたものが重なって、
口に出す前に立ち止まらせることもあるのだと思います。
すぐに上手に助けを求められなくてもいい。
ただ、
ためらいにも理由があるのかもしれない。
そんなふうに見てみると、
少しだけ違って見えることもあるのかもしれません。

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